『冬は一緒に』 君と肩を寄せて笑い合ったのは、遠い冬の記憶。 「寒い」と独り言ちる声の残響。 白い息が弾む。 溜め息が部屋に溶ける。 触れた指を絡めた。 伸ばした手は行く当てもなく。 君がいれば春模様。 一人の冬は痛い。
12/19/2023, 9:12:07 AM