「え?」
先輩から聞いた。
気になる彼女に運転を教えてあげたんだ。そうしたら先輩から声をかけられた。
「だから。頑張っているみたいだよ、彼女」
話を聞いてみると、運転の練習姿をよく見かけるし、怪我をして病院にも来ているみたいだった。
「そうなんだ……」
ぼんやりと呟いて、練習している時の彼女を思い出す。
幼さなさも残していて、少しおっちょこちょいで、クルクルと表情が変わる。そんな彼女が普段見せない真剣な顔をして俺の話を聞いていた。
そして、ひとつひとつを実行していく。
いつものフワッとした声も違っていて、横で見ていた俺の胸は高鳴った。
「頑張っているんだな……」
まだ教えてないことがあって、それは彼女が練習して成長したらまた教えると話していた。
その機会は意外と早く来るのかもしれない。
また君と一緒に練習する時間が。
おわり
三二二、君と
4/3/2025, 12:42:00 PM