"愛情"はじめは確かに愛情だったはずなのに、いつしかそのニ文字から愛という文字が消えていた。このままじゃいけないと思いながら、残った一文字に縛られて、さようならが言えなかった。君との温度差を感じる度、関係を続けることへのしんどさが増していった。いっそのこと嫌いになってしまいたい、何度もそう思った。知らぬ間にこぼれ落ちた一文字は、一体どこへ行ってしまったのだろう。
11/28/2021, 4:58:58 AM