ノーネーム

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あふれて、こぼれて、流れた星が
いつかの僕の夢みたいだった

受け止める器もなく
ただ落ちていくのを
眺める事しか出来なかった

ありふれた夢だったんだよ
ヒーローになりたいとか
お金持ちになりたいだとか
大層なものから
くだらない事まで

それがいくつもいくつもあったんだ

今のこの僕に後悔は無いけれど
やっぱり少しだけ
寂しい、と思う
星が溢れる夜は息が詰まりそうで

この気持ちは受け止めなければと思った
忘れたくないんだ

あの時、並べて眺めたいくつもの夢は
僕にしか作れない光だったから

3/15/2024, 3:07:58 PM