これからも、ずっと
いちばんの親友
そう思っていたからさよならは本当につらかった。この世の終わりだと思った。追いかけようとして止められた。
生活の端々に君がよぎる。
何をしてもそばにいた。
振り返っても誰もいない。
その事実がだけが現実だった。
手放したものが壊れてしまった時、
人は何をしたらいいのだろう。
一緒に壊れてしまえたら良かったのに、
人は思いもよらずに頑丈で、時間の流れは残酷だった。
手にした写真は色褪せて
思い出せるものの中に鮮明だったものはない。
声も手の温かさも、笑顔すら。
遠い霧の外にあるみたいに曖昧で
その曖昧さに救われた。
もう、会えない事が苦しくて
もう戻れない事が悲しくて
いつしか忘れてしまう事が悔しくて
色を無くして削ぎ落とされて
残ったものは愛しさだった。
もう会えないことよりも出会えた事が嬉しい。
思い出は永遠に生き続ける。
離れても。
これからも、ずっと。
それだけが真実。
4/8/2026, 12:15:18 PM