紫水

Open App

前回の続きです。

ミッドナイトそんな言葉が相応しいくらいの夜中に私は歩いていた。
その日はいつもの仲間と集まり、帰る途中だった。
イベント中で雪が降っていて、とても寒かったのを覚えている。
帰ったら何をしよう。そんな他愛の無い事を考えつつ、歩いて居たら視界が真っ白になった。
何がなんだか分からなくなったが、妙に冷静になっている自分もいた。そしたら急に映像が映り、知っている気がする。そんな顔がこちらを覗き込んで何か喋りかけている様だ。何を言っているのかよくは分からなかったが変に懐かしかった。
気がつくといつもの天井が見えた。いつもの壁も。
さっきのは夢だったのか?夢というのが一般的だ。
でもどうにも腑に落ちない。
だが、一般的な考えによると夢らしいので一旦考えることを辞めた。
という思い出をまた夢でみるなんてなんとも可笑しい。苦笑しながらいつものベットではない、寝袋から起き上がった。
「ミッドナイト」

見てくれた人へ
見てくださった方、ありがとうございます。
シリーズにしようと思ってはいるので良ければみてください!

1/26/2023, 10:09:34 AM