【栄光を背に伸びた暗影】
走って、走って、たどり着いた栄光。
君を越えてたどり着けた。
君も、あなたも嬉しそうに微笑んでくれている。
偶然でもまぐれでもない、わたしの実力だって証明できた。
ティアラを3つ、取れた。
けれどみんなから返ってきた言葉は残酷すぎた
ーどうして勝つの
ーあの子の勝つ姿を見たかったのに
ーふざけるな
ーお願いだからレースに出ないで
ー主人公に勝ちを譲ってよ
やっぱりわたしは君のようにはなれないのかな
それはまるで──残酷すぎるほど脆く、暗く透明な世界に突き落とされたような非現実味を帯びていて。
それが同時に、長い…悲しいほどに長い迷宮の始まりだった
4/18/2026, 3:03:30 PM