好きを自覚したのは、私が2回目の一年生になったあの年だった。やめてとも、いやとも、はっきり言うことのできない私を、かばうわけじゃなく、守るわけでもなく、隣に並んで一緒に立ち向かってくれた。あのときから私は、先生のことが好きで、でも同時に肩を並べて恋愛をすることを諦めた瞬間でもあった。先生のこと、きみなんて呼べたら。一緒にいこ、なんて誘うことができたのなら。どれだけしあわせなのだろう。
1/19/2022, 10:27:26 AM