「ありがとう、ごめんね」
20年過ごしてここに骨を埋めると言っていたが
仕事の関係でこの街を去らなければならなくなった。
ここで生まれ、街の人にも恵まれ
友達とも楽しんだこの街。
そんな周りにも
「ここで一生暮らすんだ」と、言っていたのだが
周りも「約束だぞ!」とか「いなくなるなよ」等
沢山愛してくれた。
"約束"したけど其の約束は果たせなくなって
しまった。
最後の日になり
電車のホームに友人が集まってくれた
みんな私のために泣いてくれた。
発車の時間になり、最後は笑えてないかもだが
笑って別れた。
発車し、皆んなの姿が見えなくなった瞬間に
涙が溢れてきた、
周りの客にも聞こえないような涙声で
冒頭の言葉を述べたんだ。
12/8/2024, 5:39:00 PM