床に寝そべってみる。体がじんわりと冷えていく。何十年も住んでいる家なのに、今はどこか見慣れない場所に来たみたいだ。天井を見ながら、時間が流れていくのを感じた。今この瞬間にもそれは流れており、その事実は、底のない海にゆっくりと沈んでいくような、声にならない苦しみを抱かせる。社会からシャットダウンされた唯一の空間に居ることが、今はとても不気味なことに思える。私は今日も全てのものから少し遅れをとってしまったのだろうか。
11/17/2023, 10:31:03 PM