しじま

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おや珍しい、君の無防備な姿を見つけて、思わず口から漏れた。

静かなリビングに降り注ぐ燦々たる午後の陽。

ソファで転寝している君、読書でもしていたのだろう。

だらんと床に垂れ下がった左手に、文庫本が引っかかっているのが見える。

何時もは凛とした君のあどけない寝顔に心癒されながら、起こさないように、そおっとブランケットを掛けた。

テーマ「一筋の光」

11/6/2023, 7:18:25 AM