AM 7:31
部屋中に響いている目覚まし時計。
時計目掛けて布団から腕を伸ばし、音を止める。
そのまま夢の世界に行こうとするも部屋の外から母親の怒鳴り声も聞こえてくる。
仕方なく身にまとった布団を剥いだ。
AM 7:39
洗面台の鏡に見えるのはボサボサヘアーで間抜けな顔をした己の姿。
未だに襲ってくる眠気とうっすらと浮かぶ隈に、昨日は夜更かしをするんじゃなかったと少し後悔。
蛇口から流れる冷水を顔に浴びた後、専用の歯ブラシを手に取ったままコップに水を注いだ。
AM 7:50
キッチンにいる母親から出てきたのは炊きたてのご飯と半熟の目玉焼き。
棚に置いてある海苔と調味料を取り、食卓に着く。
「いただきます」と手を合わせた後、海苔をご飯の上に乗せ、海苔のクレーンで摘むようにご飯を掬い上げそのまま口に運んだ。
美味しいという感想よりご飯がアツアツすぎて思わず声が漏れた。
AM 8:03
少しくたくたのTシャツとスウェットパンツを脱ぎ、固い制服に身を包む。
隈を隠すコンシーラーも欠かさずに。
時間割の内容を横目に見ながら鞄の中身をチェックする。問題なし。今日は体操着もいらない。
鞄を手に持ってそのまま玄関に向かった。
AM 8:11
ローファーを履き、後ろを振り返る。
「行ってきます」
母親に向かって一言投げると、遠くから「行ってらっしゃい」の声が聞こえてきた。
そのままドアを開け、一歩を踏み出した。
今日も変わりない平穏な日常。
3/12/2026, 12:39:24 AM