月夜。
サバトラ猫編3
2ヶ月後。
僕は部長の指示に従い、サバトラ猫にエサをやらなくなった。
すると、僕が駐車場に現れるとサバトラ猫は車の下に隠れたり、逃げるようになった。
皮肉なものでこっちが会いたいと思ったら避けられるのだ。
僕はサバトラ猫に対して何もしていないが、駐車場でカラ−コ−ンを移動させたり、お客様に呼ばれて急に動いたりするのが不快なのだろう。
仕事なので仕方ないのだ。
そんなある日、僕が勝手口から出ると不意にサバトラ猫に出会った。
「ニャーーー!!」🙀
とサバトラ猫は叫んで逃げて行った。
(僕はお腹が空いているんだよ!あんたら人はいつでも食事できるじゃないか!)
僕にはそう言ってるように聞こえた。
そうか…。
野良猫は現代社会では生ゴミを漁ったり、ネズミや虫を狩りで捕まえるしか方法がないよな…。
僕の中で何が崩れた。
月夜。
僕がホテルの自動ドアから出ると、サバトラ猫は車の下に隠れた。
僕はその車の下に潜った。
サバトラ猫と目が合った。
僕はゆっくりと瞬きをした。
これは私は貴方に敵意がないですよ。危害は加えませんといった友好の行為である。
「サバトラちゃん、お腹空いてるだろう?お食べ」
と言ってエサを置いてその場を立ち去った。
これなら、監視カメラからや人からも見られない。
こうして僕とサバトラ猫の関係は改善した。
続く???
※サバトラ猫は去勢された保護猫です。
近隣の方の事を考慮し、少量のエサしか与えていません。
3/10/2026, 5:43:51 AM