時計の短い針がてっぺんを指している。
本当は恋人を起きて待ってたいんだけど、明日の朝を考えると、もう眠らなきゃいけない。
パジャマに着替えて冷たいベッドに潜り込む。
シーンとした部屋は、独りであることを思い知らされた。
独りは、得意ではない。
それも彼と出会って変わったんだ。
彼と一緒にいることで安心することができた。
私は彼の枕を抱きしめて顔を埋める。
彼の愛しい匂いに落ち着いてしまい……。
いつの間にか意識を手放していた。
おわり
六三一、時計の針
2/6/2026, 12:53:55 PM