圭昭

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届かぬ想い

「サヨナラ」
案外別れってさっぱりしてるんだなと思った。
出会った時は思い出すだけで胸焼けするほど求めあっていたのに。
時の流れは偉大で強大だった。
僕の愛が少しずつ磨り減っていくのをあなたはどんな顔で見ていたのか今じゃもう思い出せない。
灯りのようにすぐに気持ちを切り替えることができたなら、
もっと長くあなたを愛せていたのだろうか。
僕のせいであなたの傷つく顔は見たくはなかった。
ずっと抱えた届かぬ想いは来世へと羽ばたく。
二人で過ごしたアパートが西日に燃える様子が脳裏に残る。

4/15/2026, 1:51:04 PM