Rutu

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愛を叫ぶ。今の私にそんな気力は残っているんだろうか。

今日は本当に最悪だった。最近はずっと上手くいかないことばかりで…それでも陸上部みんなで笑えて楽しかったはずなの。放課後の委員会。幼馴染くんは私のクラスの女子とイチャイチャしていた。
目の前で…いい度胸じゃん、まぁ、興味無いけど。
私は気にせず学級長と話を進めた。絶えず聞こえる笑い声とかすかに見えるスキンシップ。

ーな、なんなんだよ。もう無理ー

チッ。私は小さく舌打ちをしてからキレたんだ。別に私はいいの、それでも委員会の仕事はちゃんとやって欲しい。私はリレーの走順を君たちの代わりに真剣に考える。君が私のタイムに口を出す。

「え、タイム…遅くね?ニヤ」

君はいつものようにからかうつもりだったんだろう。私、君に振り回されてバカみたい。

「何?人のタイムに口出す暇あったら自分の仕事しろよ。」

いくら君でも私はもう無理である。君が近づいてこようと私は軽蔑した目で見つめ距離をとる他ない。

「イチャイチャしてて嫉妬した?」

あとから友達に言われたけど私はもう君に失望しかなかった。だって…あれから私にあんなこと言ったのに、君は他の女子と親しくなっていくんだから。

5/11/2023, 11:02:56 AM