未来
建物はどこか丸みを帯びていて、自動車は地面と空中を走っていて、ロボットが友達になっていて。
大人になったら、そんなドラえもんのような時代になっているのかと思っていたが、残念ながらもう少し時間がかかるらしい。
少なくとも、車の自動運転ぐらいは実用化していて欲しかったな。高齢の両親が、いつまでも外出を楽しめるように。
閑話休題。
近く都知事選があるそうだ。都民ではないので投票はできないが、もし自分なら誰に入れるかな、とここ最近毎日考えている。
東京はやっぱり特別だなと思う。他と比べて、人の流動が激しい。今回投票しても、次の都知事選にはもう別のところへ引っ越ししている、という人も多い。こうなると、自分の一票が軽く感じられる人もいるのかもしれない。じゃあ投票行かなくてもいいか、と考えるかもしれない。
そうなると候補者は、長期的な公約よりも、極めて近い未来の公約を出さざるをえない。敢えて悪く言うと、近視眼的な、という感じかな。
東京の街は、お世辞にも美しいとは思えない。なにより、狭すぎる。密集しすぎている。場当たり的な都市計画の末路。僕はそれが耐えられず、東京を離れた。
長期的な展望を掲げつつ、超短期的なシンボルで関心を集める。ともすれば相反するこの2つの地図を、バランス良く広げられるかどうか。候補者の手腕と覚悟に注目したい。
閑話休題。
部屋にある小さな地球儀をクルッと回してみた。確か、北極星から見て反時計回りだったな。1周、2周、3周……。よし。僕の地球は未来を先取りしているぞ。
6/17/2024, 10:32:00 PM