ものごころついたころから、ほんのささいなことでこころがざわざわする感覚がある。
布団に入って寝ようとして、ふとちょっとした考えごとをしたときに、大きく飛躍して、そのちょっとした考えごとは頭を抱える問題になってしまい、こころのなかで何かが爆発しそうな感じがする。
自分のこころはどうなったんだろうと不安になって、身体を丸くして、胎児のかっこうになってみる。すると、少し安心できる気がする。
心はどこにあるのかと、わたしは度々考えるが、この心のざわめきは、心臓の方から始まっている気がする。
こんなざわざわする感覚を感じるのは、わたしだけなんだろうか。こんな話だれかにしても、理解してもらうことは難しいだろう。社会のなかで生きていくなかで、敏感な感受性が足枷となっているとつくづく思い知らされる。
しかし、この心のざわめきにも終わりがある。波のように打ち寄せるが、必ずこのざわめきは、時間が経っていくにつれて潮が引いていくように落ち着いていく。これは願いでもあるが、事実だ。
例えば、夕方5時すぎごろに散歩に出掛けてみる。不安な気持ちを抱えながら歩く。
すると、空のキャンバスに、ピンクと水色が丁寧に色付けされて、少しメルヘンのような、哀愁があるような雰囲気を出していた。
わたしのこんな感受性はきっと、わたしだけのものだ。もちろん、あなたの感受性はあなたにしかない。
それは、理解されない苦しみもあるけど、自分が正面から自然と、そして世界と向き合えている感じがしてうれしくなる。こんなうれしさをずっと大切にしていきたい。
_____心のざわめき_____________________________。
3/15/2025, 3:43:22 PM