ヨルガオ(短編小説)

Open App

部屋を掃除していたら、懐かしい物を見つけた。

手に取ったのは、高校の卒業アルバム。

ふと、寄せ書きのページが気になった。

ゆっくりとページをめくる。

真っ白いツルツルした紙の中心に

ペンで、たった一文だけ書かれていた。

[これからもずっとよろしくね]

「………」

『何ニヤニヤしてるの?』

「いや、何でも」

「昔の君は、預言者だなーって」


ー過ぎた日を思うー

10/6/2023, 3:33:55 PM