黒山 治郎

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玄関のチャイムに肩を揺らした午後
突然の来訪者に少し零れた珈琲
人が苦手な私はため息混じりで
文句のひとつでもと 扉を 開け

腕の中は君の香りで満たされていた。

視界は水に揺れて
過ぎた願い事だと
私、思って、想ってた のに
貴方は、どうして
そんなに私を甘やかすのか。

こんなに嬉しい突然なんて
産まれて初めてだから
涙が、どうにも止まない の。

ー 突然の君の訪問。 ー

8/28/2024, 1:36:16 PM