クラスで地味な子が最近、一軍女子に絡まれている。
一軍女子たちは楽しそうにきゃらきゃらと女子特有の高い笑い声をあげていたが、地味な子はそれを迷惑そうに、愛想笑い。
僕はそれを見ていて気分が良くなかった、このままだとエスカレートしていじめにつながるのではないか、と思い。
良かれと思って、
「おい!や、やめろよ!」
女子の前に立ちはだかった。
女子たちはどこか驚いた顔をしていた。それと同時に嫌悪とも取れる表情をしていた。
でも僕はヒーローになったつもりでいた、だっていじめが起こる前に止められたのだから。
きっと地味な子も救われたに違いない、そう思い顔をあげその子の顔を見た。
あれ?
なんで?
どうしてそんなに他の女子と同じように嫌な顔をするんだ?
良かれと思って、君のためにしたのに、これはイイコトなのに?
僕が黙っていると、彼女は口を開いてこう言った。
「今みんなで話してるだけなんですけど?迷惑なんで辞めてくれません?」
「お、言うね〜」「流石だわ」
女子がひゅーの口笛をふく。
その日から彼女はあの時の女子たちとつるむようになった、相変わらず愛想笑いのように笑う彼女を見て。
「僕のしたことは悪いことなのか?」
今日も僕は教室の隅、一人で、小説を読む。
4/26/2026, 12:07:28 PM