ほむら

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俺は、彼女に優しくされてから一途に想っている。それは今でも変わることなく、これまでずっと他に好きになった人は居ない。

「あなたって私の事よく褒めてくれるけど、他の人も褒めてたりするの?」
「いいえ、俺は貴方以外には興味ありませんから」

彼女には俺が表裏のない性格に見えているのだそう。確かに、彼女を褒めるのは俺の本心だ。だからこそ、他人を褒めることはできない。だから、彼女の見え方は半分合っていて、半分間違えている。

「俺はこれまでずっと貴方しか愛したことありませんよ。そして、これからもずっと」
「あ、ありがとう…」

恥ずかしそうに赤面する彼女の横顔を見ながら、俺は可愛いなぁと思いつつ笑みを零した。

テーマ「これまでずっと」

7/13/2024, 7:50:58 AM