人間、なんてららーらーららららーらー。
これを知っている人、どれくらいいるんだろう。
1990年頃に、とらばーゆのCMで使われてた歌の歌詞。
とらばーゆを知らないかな?
まあ、今で言う、ジョブアイデムやタウンワークみたいな、要するに求人情報誌だ。
そのCMで、サディスティック・ミカ・バンドのMICAが歌ってた。
オリジナルは吉田拓郎の歌で、それは1971年まで遡る。
こっちは私も知らない。
このCMを見て、この歌を初めて聴いて、「そっか、人間なんて、ららーらーららららーらーなんだな」と感銘を覚えた。
当時20歳くらいで、たぶんいろんな悩みもあっただろう。
悩みなんて、ほぼすべてが他人に起因するものだ。
そこに、人間なんてららーらーららららーらー、だからね。
気持ちも軽くなる。
いや、この歌詞を作った吉田拓郎の意図は知らないが。
でもとにかく、ずいぶん救われたのは間違いない。
女性の求人情報誌のCMだったが。
CMでは、画面に一人の女性、その真ん中に「私にキッス」と表示され、ナレーションは「私が一番、可愛い」。
ホントに求人情報誌?てな内容だったが、これもまあ、他人に振り回されるな、自分をもっと大切にしよう、とも受け取れて、当時の自分には結構響いたのだろう。
嫌なことがあると、よく心の中で口ずさんでいた。
今思えば、ラララに何を当てはめるか、それは人それぞれなんだろうな。
人間なんて、という言い方から、あまりポジティブな印象は持てないが、諦めとともに解放された気分になったのも確かだ。
お前の人間関係の悩み、実はたいしたこっちゃないよ、と言われてる気がして。
実際、他人とのトラブルなんて、自分に危害を加えられる案件でない限り、どーでもいいことばかり。
まさに、ららーらーららららーらーだ。
だって、相手の気持ちはどうこう出来ないし、ありのままの自分で接して変わってくれたらラッキー、くらいでいいわけだから、深く悩む必要なんてない。
それで付き合っていくのに抵抗を感じるのなら、もうその人とは離れてゆく心づもりでいるしかないかなと。
人間なんてラララだから別にいいじゃない。
また新たな出会いがきっとあるし。
きっと、人生だってららーらーららららーらーなんだと思う。
言いたいことをいっぱい書いた。
うん、まとまらない。
まあ、いつものこと。
もっとこう、伝えたいことはいろいろあるのだが、それをうまく言葉に出来ないもどかしさ。
だからこそ、ららーらーららららーらーが有効なのかな。
ここには人それぞれ、十人十色の解釈が含まれる。
想いなんて、簡潔明瞭にせずに、このくらいボカすのが丁度いいのかも。
相手の受け取りも柔らかくなるし。
まあ、就職の面接でそれはマズイだろうけど。
ヤバい。終わり方が分からない。
次から次へと言葉があふれてくる。
もうこの辺で無理くり終わりにしよう。
それでは皆さん、ららーらーららららーらー。
3/8/2025, 2:48:38 AM