考える葦になりたい鳥

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恋物語

ある時 恋に焦がれて
ある時 恋に落ちた



そう、その時。
恋に、恋をしていた。



そしてある時、恋を失った。



恋は「寂しい」に変わった。

寂しさは僕を惑わせた。
恋に恋したあの時の事を忘れられない僕の心は、考えることを放棄した。

「恋は盲目」

全ての陰りを隠すように、僕は恋に落ちていった。

そこに心が、愛があるかさえ、知り得ないのに。



何も知らない僕は愚かだった。
愚かに恋に落ち、愛に迷い続けている。



まだ、物語の途中。



そう、恋に恋をしているから。

あの時の、僕がまだここに居る。

5/18/2023, 12:51:14 PM