多田野一人

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芽吹きのとき
如月の未だ冬のなごりから、弥生の春の薫風が吹き始める頃…
時には、大雪で、真っ白に染まる大地が、数日で、また、茶色の様相に戻り…そんな二面相を繰り返し乍ら、春の足音を待ち続けるこの季節…
この、移ろう時期にも、冬から春への生命のバトンも僅かづつ、確実に受け継がれていく…角ぐむ木々の芽、大地に息吹く野草の芽吹き…
その、小さな積み重ねを、僅かでも、感じていたい、この移ろいの時間…

3/1/2025, 2:37:19 PM