空飛ぶぺんぎん

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忘れられない、いつまでも。

きらきらいっぱいの星空と
どこまでも広がる青い空

緑がささやく山の中で
川に飛び込んだあの夏

東京出身のぼくにとって
山は故郷の景色ではない

けれど

小さい頃にたった一度だけ訪れたあの場所が
いつまでも故郷面して心に居座っている

あれはいつだったろう
夢だったような気もするが
夢ではないという確固たる自信もある

満天の星のもと
ふわふわとした心地で
確かメガネをかけていた誰かと
小指と小指を交わした

いつかまた、ここで会おう。

5/10/2024, 9:18:08 AM