息苦しくなった毎日に、ふと夜空を見上げた。限りない、果てしない藍色。昔より星が見えなくなっているとよく聞く。確かに、藍色で塗りつぶされた夜空には申し訳程度にしか星が散らばっていなかった。ただでさえ手が届かない場所にあるのに、数が減ってしまった。減ってしまった星々は未完成で、とてもじゃないけど星座なんて作れそうになかった。─星座─ #85
10/5/2024, 12:37:20 PM