君に会いたい
太陽の下で、子供のように笑う君と。
晴れの時も、雨の時も、風が強い時も、雷が鳴り響いている時も、いつも笑顔を絶やさなかった君。
僕があげた、菊柄の袴を着て、嬉しそうにこちらを振り向く君。
物珍しそうに屋台を眺め、希望を詰め込んだ目を輝かせていた君。
そんな君と生きたかった
何故、僕だけ長生きしてしまうんだ。
君と共に生きたい ただそれだけだ
なぜ、この願いを神は許してくれないのだろうか。
とある研究所から見つかった、ボロボロの手記から抜粋。
お題『子供のように』
10/13/2023, 10:44:38 AM