「ここは…」
突然目の前に広がった見知らぬ街。
ちらほらとひと気がある大通りのようです。
「ここは…?」
突然の事で同じ台詞を繰り返す。
『見ない顔だね、今来たのかい?』
と後ろから声がかかり振り向く。
そこにはヤギや豚の顔をした人達が立っていた。
『ここはね、特定の最期を迎えた奴が来る場所さ』
と奥にいた人が言った。
特定の最期…そうか、自分はオオカミに食われたのか。
『ようこそオオカミの胃の街へ、同じ最期の仲間よ』
(見知らぬ街)
オオカミに食われた者達で胃の中に街作っちゃった。
8/24/2025, 12:10:07 PM