ちる

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待ち合わせた歩道橋の上

反対側から駆け足で上がる君は
まだ眠っている太陽と
競い合うように僕の元へ

飛び込んだ僕の腕の中で
大きく息を吸い込んで
暗闇に溶かした
『会いたかった』



目覚めていく街を見下ろしながら
見つからないように
ゆっくり放した手

また触れられるのは
きっと闇の中

【夜明け前】

9/13/2024, 10:26:48 AM