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あなたの手を取る。あなたの髪を撫でる。あなたの目を見つめる。あなたのまつ毛がなにかを恐れるように震える。心許ない暗がりの中でもあなたはあなたのままでいる。シーツの上に沈んだ体をそのままに、半月にまどろめば再び会えるのだ。私の手であなたにやわく突き刺さる光を遮る。あなたはまた私を忘れる。


// 夢が醒める前に

3/21/2024, 10:58:33 AM