川柳えむ

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 もしも君が隣にいたら、こんな情けない僕を笑い飛ばしてくれるだろうか。
 君がいなくなって、なんにも気持ちが入らない。なんにもできない。そんな僕を。
 それでも、もしも君が隣にいたら、きっと僕はまた君を傷付ける。
 わかっているんだ。
 今君が隣にいないのは、全部僕のせい。全部僕が壊した。
 ずっと笑顔だった君から、それを消してしまったのは僕だって。
 だから。
 もしも、なんて本当は考える意味もない。もしも、なんて絶対にないのだから。


『もしも君が』

6/15/2025, 6:43:29 AM