三羽ゆうが

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世界を救うヒーローになりたい。

そんな馬鹿げた夢を真剣に追いかけていたのはいつの事だろうか。何度やり直しても僕にはヒーローなんてなれやしない。

「ほんとに大丈夫?」

「大丈夫だから、ね?」

「何かあったら僕にすぐ言って」

「わかった」

その言葉が君の最後の声だった。あの時無理やりにでも引き止めれば良かった?あの時待って、って言えばよかった?


あの時に戻りたい、なんて無責任な事言わないから、
君と出会わない世界に連れて行って。


『もしもタイムマシンがあったなら』

7/22/2024, 11:31:57 AM