ひとりで遠出をした時そこは饂飩がおいしいところなのだが、どうにも山に登りたくて饂飩の店を探しつつ山に向かうという奇ッ怪な行動に出た。緑も増え始めいよいよかと息巻いていたらどうにも私が歩いている所は車道らしい。弱ったなあ、と思い乍らガードレールを跨ぎ脇道に入り思考を廻らす。来た道を戻るのが最善だが、如何せん私は山に登りたいのだ。迷っている私を尻目に1匹の猫が通り過ぎる。これは僥倖、と思い私は猫について行くことにした。
11/15/2024, 10:29:53 AM