ずっとずっと、歩き続ける
何千里だか何万里だか知る由も無いが、それでも歩く
君を背負ってるから
止まってしまったら、君の全てをも終わりにさせてしまうから
ねぇ、君はさよく言ってたよね
大丈夫だって何度も何度も
笑えちゃうくらい空っぽな笑顔で、見てるこっちが居た堪れなくなっちゃって
ねぇ僕言ったよね
一緒に歩こうってさ、言ったよね
あの日日が沈む頃の堤防で、しかと指を切ったよねなのにさなんでねぇなんで
僕ずっと君の傍に居ているよ
だのに、君だけが傍に居ないのは
ねぇ苦しいよ、生き苦しいよ
ほんとはさぁ哭きたいよ、哭いていたいよけれどもだって、
そしたら君は、泣いちゃうでしょう
ははは最悪、最悪最悪最悪だ
度し難いにも程度があるでしょ本当君って
ずり落ちている君を背負い直す
夜も朝も、ここでは寝てる
今この世界には、僕らしかいない
僕らには、僕らしかいない
だから、もう、全部投げ出そう、二人で
地平の果てを探しに行こう
もう二度と、君の錆を直視せずとも済むように
ずっとずっとの逃避行
ただ退廃的な程に、二人だけの。
7/16/2025, 10:01:20 AM