暁星

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いつも、側にいるのが当たり前だと……酷い錯覚していた。


それほど、アナタが片時も側を離れずいてくれた……幸せ者でした、私は。


何か、もっとできたのでは無いか。


アナタが本当はしたかったこと、きっとあったよね……


私は食事をしたり、旅行に出掛けたかったアナタと。


そんな日常的なことも、何年も……いやもっとかな。


私は本当に酷いな……後悔しかないよ。


でもきっと、これをわかっていて繰り返してしまうのだろう。


アナタは優しすぎる、もっと怒っていいよ。


そんなアナタは、私以外の心配ばかり……いつもそうだったね。


いまも空から心配しているだろうな、私以外の。


でもいいよ、許してあげる。それが大好きなアナタだから。


だから、たまには私を心配することも思い出してね。


私もたまに思い出すから、そこからみんなを見守っていてね。


ありがとう……お父さん……




『空を見上げて心に浮かんだこと』


7/17/2023, 9:59:40 AM