行きたかった場所へ行き、記念に収めるべくスマホを構えてシャッター音を鳴らす。ご当地ならではのグルメに舌鼓を打ち、普段見ることのない景色を心のアルバムへ残していくのだ。非日常を重ね続ければそれはいつか日常になりうる。「まるで人生ね」薄く口角を上げたその人は何処か寂しそうな目の色を浮かべていた。
1/31/2025, 10:17:43 PM