今日、ふと空を見上げたら、随分と秋の空に近づいていることに気づき驚いた。真夏の濃い青空はもうすっかりなりを潜めていて、代わりに色素の薄い秋晴れが視界に飛び込んできたのである。片隅には、崩れかかった入道雲。小さい頃読んだ、夏の終わりの詩を思い出した。甘く蕩けるような、ポンとはじけるような夏の煌めきが、段々と遠ざかっていく。
9/4/2023, 1:07:46 PM