題【風邪】
今日はかいくんとデート!だったんだけど、、、
体調が悪くて…。どうしよう。
「莉緒~?そろそろ準備してね?」
「はーい。」
多分、私の声が小さくて聞こえなかったんだと思う。
お母さんが心配そうに部屋に来た。
「どうしたの?大丈夫?」
「ちょこっと体調が悪くて…。」
「今日はかいくんとお出かけだったわよね?」
「うん。」
「じゃあ、お母さんもお断りしようか?」
「大丈夫大丈夫!かいくんのお母さんと遊びに行きたいでしょ?」
「そうだけど。」
「大丈夫だよ。」
「そう?じゃあ、かいくんに連絡だけしておくわね。」
「ありがとう。」
「あら、かいくんね、お見舞いに来てくれるって!」
「そうなんだ。って、えっ!?」
いや、アウトでしょ!?
男の子が女の子を看病って!?
「良かったわ~!安心して出掛けられる!」
「そっか。」
「もう着くって!じゃあ、行ってくるわね!絶対に無理はしちゃダメよ。」
「はーい。」
ガチャ
ピンポーン、
早くない!?
「はーい。かいくんか。」
「莉緒さん。大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫だよ。」
「一応、看病グッズは持ってきたのですが。」
「あ、ありがとう…。」
「あっ、すみません!体調悪いのに立たせてしまっていますね。」
「あ、上がって。」
「ありがとうございます。ベットに行きましょう。」
「うん。」
「えっと、熱は何度でしょうか?」
「38.6度ぐらい…。」
「高いですよ!?大丈夫なんですか?」
「うん。食欲はあんまりないけど。」
「そうですか。」
「風邪、ひいて、ごめんね。」
グスッ、
「へ…?なんで、泣いているのですか?莉緒さん」
「だって、楽しみにしてたでしょ?なのに。」
「へーきですよ!大丈夫です。」
「そう、なの?本当にごめんね。」
「大丈夫ですよ。今の俺のお願いは、莉緒さんが早く笑顔になることですから。」
「っ!///う、うん。ありがとう!笑顔でいるね。」
「はい。はやく元気になってください。」
「もちろん❤️」
12/16/2024, 1:41:16 PM