七色、ひとつひとつに
僕の気持ちを織り込んで
君の足元まで、虹色の橋をかけよう。
そうすれば、消えることなく
偶然でもなく
ずっと君の傍にいられるだろう?
そう、書き遺された文字は弱々しく
最後のほうは、読み取るのも
難しいくらいだった。
白い紙に書かれたその文字に
涙が溢れて、汚れてしまわぬように
私は顔を上げて静かに嗚咽した。
これ以上ないくらいの
貴方からの精一杯の言葉に愛情に
私はどうしたらいいの?
白い煙になって、旅立つ貴方を
見送ろうと…外に出ると
青空に、消えかけた虹が見える。
私の足元に、虹色の橋なんて
ないじゃない。
目の前に、居てくれなくちゃ
触れる事も叶わないじゃない。
それでも。
それでも、瞳を閉じると
ちゃんと見えたよ。
貴方の気持ちの七色も
私に、寄り添う優しい声も。
【お題:七色】
3/26/2025, 1:07:50 PM