あと少し..
もう少しで着く
「はぁ、はぁ、」
全力で走る。
頭の中で数十分前の記憶が蘇る。
『蒼羽《ごめん》
《どした?》
蒼羽 《今までありがとう》
《どういう事だよ》
蒼羽 《もう自分が嫌になった》
蒼羽 《また一緒に花火見たかったな~》
蒼羽 《さよなら。》
蒼羽 ∧ ∧
( _(,,・∀・) <バーイ!
⊆__つつ
彡
トーク画面を閉じた。
(...は?
嘘だよな..?
自殺するってことか..?
花火...ってことは霊道崖か..?
まずい急がなくちゃ)
ガチャ バタン
急いでドアを開け
走った。
ひたすら走った。
昔から仲がよかった蒼羽。
中二の時に不登校になり疎遠になった。
でも、1番中が良かったのは俺だった。
5/8/2025, 10:13:01 PM