「子供のママでいさせてください」
何度も何度も懇願した。
弁護士の先生は目をつむり、眉間の皺を深くし、ため息一つ。
「岡さん…このままでは、ママではいられないまま…」
「─ 本当に残念です」
先生は席を立ち、一礼すると部屋を後にした。
身から出た錆。
同僚との不貞行為が、夫の雇った探偵により暴かれた。
共働きとは言え、家事や育児を夫に押し付けて、残業の体で逢瀬を重ねたツケが回ってきたのだ。
「数ヶ月間、監護実績が著しく少ない事がよろしくない。こんな状況では、第三者に育児放棄…と見做されても仕方が無い…」
先生の指摘は尤もなものだった。
先生の言葉が脳内を駆け巡る。
「おか(あ)さん…このママでは、ママではいられないママ」
Yo bro!What's up?
~ 子供のままで ~
5/12/2026, 3:12:39 PM