金零 時夏

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別に仲良くなかった。なんなら、仲良くならなくても良かった。仲良くなれないまま終わると思っていた、アイツ。
静かな私に、声をかけてくれた優しい陽キャ。所詮そんな印象だった。そしたら、いつの間にか同じ輪の中にいて。
欠かせない存在になっていた。


来年も、再来年も、一緒に入れると思ってた。ねぇ、昨日まで彼奴と一緒に楽しそうに帰ってたよね。
_______ありがとう。



2月2日。知らされたアイツの死。いつ、誰がいなくなるのか分からないということを、身をもって感じた。言えるうちに、言っておきたかった。ありがとう。

5/3/2023, 10:29:58 AM