アルメリア

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〘燃える葉〙
「落ち葉焚き、落ち葉焚き、SOS、至急こちら救援を求めます。」
なんて、竹箒をトランシーバーみたく使ってみる。
パチパチパチ、ポンッ
と、目の前で拍手とは種類の違う火の爆ぜる音がして、ちょっとの衝撃でアルミに包んだとっておきのアレが転がり落ちた。
「ちょっ、ちょまち、、、待てやぁ。」
本当にフラグなんて建てると碌でもないことが起きるものである。お願いやから私のとっておきのアレ、おむすびコロリンみたくせんといてぇ。ちょうど通りすがった人に竹箒と火の番を頼んで(押し付けて)必死で追いかける。私の、私のおいもさん、どこにも行かんといてぇ。
………………
「はぁ、はぁ、はぁ。」
何とかギリギリのところで回収完了。も、もう運動したくない。というかこれはしばらく運動してなかった私への罰?頭にそんなことが過ぎるけど……うん、やっぱり、、、
「…うん、ちょうどいい焼け具合。」
焼き芋マスターの私には分かる。結果的にこれは良いことだったのかもしれない、やったね。…ごくり、やっぱり食欲には抗えない。早速いただいてみる。っ…………
「美味し〜〜〜〜〜い!!」
美味しくて幸せ。私、超ラッキー。食べ終わった後、るんるんな気分で戻った。
(戻った後、放置されてた火消しに奔走することになるのは別の話)

10/6/2025, 11:30:35 AM