春乃 夕やけ

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ぼんやりとした場所で、ゆっくりと体を近づけて、見たこともない君の隣を歩いていた。幸せだった。暖かかった。
僕の名前を呼んでくれた君の声が、段々と母の声に変わって、夢が叶った夢が、壊れていく。
この世界は、少しだけ、朝の光が強すぎると思う。
未だ夢をみている僕の、人生で、唯一、愛された、記憶。

11/21/2025, 8:14:19 PM