私の心の鍵を
君は隠した
だから私は
周りの人に心を開くことができなかった
心を開くどころか
話すこともできなくなっていった
君以外と話すことができなくなって
君なしじゃ生きられなくて。
君に、鍵をちょうだい。と言っても
渡してくれなかったよ。
私は恐かった
私ずっとこのままなの?
君としか関われない人生なの?
たしかに、私は君を愛していた
それでも、周りの人とも関わってみたかった
世間と差がついていく。
一般的な、いろんな人と関わる人生。
ひとりとしか関われない人生。
私の目が君しか見えなかったら、
正解を見失いそうで不安だった。
君だけの人生が悪いわけじゃないけど
これが正解なのかなって考えたら
ちょっと違うなって本能的に感じた。
君にそのことを言った
お願いだから、鍵をちょうだい。って。
それでも、君は渡してくれなかったんだ。
不敵な笑みを浮かべてからこう言った。
「だって、きみはいつまでも
僕を好きでいてくれるでしょ?」
その笑顔に、
その言葉に、
私はまた堕ちていく。
ああ、私がまちがってたんだ。
心の鍵なんてなくてもいいんだ。
私には君だけ。
そんな人生でいいの。
だって、私はいつまでも君が好きだから。
「君が隠した鍵」
洗脳ってこういうことなんですかね、、
今思ったけど、いつもお題が
映画のタイトルにありそうなものばかりですね。
11/24/2025, 12:38:24 PM