あなたへの想いを
風が磨いたこの空に
思いっきり放り投げたなら
粉々に散らばって
夜の星となるかしら
あなたへの想いを
誰もいない夜更けの海に
静かに静かに流したら
波に洗われ丸くなり
小さな真珠になるかしら
あなたへの想いを
沈丁花の木の下に
みんな残らず埋めたなら
心のなかにはひとすじの
花の香りが残るのかしら
胸に溢れるこの想い
どう取り扱えば
いいのでしょう…
# 溢れる気持ち (29)
2/5/2023, 11:27:54 AM