いつまでも捨てられないのは20歳のときに成人祝いで買ってもらったCOACHのお財布。
水色の長財布で、特に柄もなくシンプルなデザイン。
そのシンプルさが大人びて見えたのと、
水色の落ち着きのある色味が
「私もこんな落ち着きのある大人になりたい」
と思わせてくれたのが理由で、
選んだのだった。
使い始めて4年半が経つ。
お財布の平均的な使用年数を考えると、そろそろ変えたい。
キャッシュレスの時代に合わせて、コンパクトな財布がいい。
でも見た目は綺麗なままだし、
何より水色がやっと似合い始めた気がする。
背伸びして使っていたお財布が、手に馴染んで見える気がする。
だからもう少しだけそばに居て欲しい。
馴染んだ期間を満喫して、お財布もクタッとなった頃、
もっと大人びた私を想像して新しいものに出会いたい。
8/17/2023, 10:38:03 AM