小さい頃から
集団生活が苦手だった。
でも学校を休むとか行かないという
選択肢は持っていなかった。
子供は学校に行くもの。
そうシンプルに思っていたから
遅刻をしないのは当たり前。
休むのは風邪をひいた時や忌引の時だけ。
至って真面目な子だったと思う。
先生方からの評判も真面目という言葉が
よく返ってきていた。
私はただ、
苦手という感情を出さず
猫をかぶっていただけに過ぎない。
当時も今も先生方の評価は
過剰評価だと思っている。
友人が出来ない訳ではないけれど
友人と話をしていても
テレビ越しの様な感覚で
他人事のように感じていた。
はたから見ればクラスに馴染んで見えるだろう。
けれど、
心はクラスの中で一人だけ浮いていた。
他者と混じり合えない
水と油のような。
異分子。
友人にこの事を素直に話した事がある。
しかし、あまり理解を得られなかった。
自分でもどうして自分のことなのに
こんな他人事のように感じるのかわからないのだから
そうなってもしょうがない。
大人になった今でも時折
学生の時と同じ気持ちになる。
異分子であり続けることに
慣れてしまったからかもしれない。
7/18/2023, 10:50:49 AM