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#81 ススキ

   [幽霊の正体見たり枯れ尾花]

   幽霊だと思っていたものが、
   実は枯れたススキだったというお話。
   恐れていたものが、実はつまらないもの
   だったという例え。

   
   よく苦情を入れる人々が、
   とても恐ろしかった時。

   苦情をいれた者が勝つだけの世界に
   視えた。
   
   でも、時を経て、気づいた。
   苦情を入れてばかりでは、
   長続きしないことに。
   
   不満に注目する者は、
   不満にしか目がいかない。
   だから、今ある幸せに気づくこともない。
   非常に気の毒な人だった。

   それに気づいたら、
   いつのまにか不満を言われなくなっていった。
   
   
   
   

11/11/2024, 9:16:46 AM